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プロジェクト

防災

津波被害の大きかった地域を中心に、 計画・設計から施工管理へとトータルに支援

当社グループでは震災直後、現場調査・緊急対応・復旧設計などの復旧対策から、その後の計画や設計など復興業務まで、国や自治体、協力会社などとの連携を強化しながら、幅広く被災地を支援してきました。多くの事業はすでに工事の段階にシフト。本格的な復興に向けて、一歩ずつ着実に歩んでいます。

高台移転をCMRとしてマネジメント[陸前高田市]

津波で街全体が流され、甚大な被害にあった陸前高田市の高田地区における、仮設住宅での生活を余儀なくされている市民の高台移転。道路・造成・公園・下水など街づくり全体を対象とした事業で、2014年2月に区画整理事業の認可が下り、本格的に事業がスタート。CMR※の一翼を担い、調査・測量・設計に加え、発注業務など、事業全般のマネジメントを行っています。「奇跡の一本松保存事業」など地域のイベントにも参加することで、地域住民との交流を深め、地域とともに事業を進めています。 現在、巨大ベルトコンベアの導入により、山から造成地への土砂搬送を効率化し、高台への移転が早く実現するよう、急ピッチで工事を進めています。

※CMR…Construction Managerの略。土木・建設における設計や工事において、中立的な立場で発注者の業務を代行しマネジメントする民間企業(あるいはJV)を指す。

巨大ベルトコンベアの導入により、盛土工事が加速。(陸前高田市)
三陸沿岸道路の事業促進PPP[久慈市~普代村]

復興のリーディングプロジェクトである三陸沿岸道路の早期完成に向け、民間技術力を活用した事業促進PPP※を導入。この事業では、短期間での工事着手に向け、用地取得や調査・設計など膨大な川上業務を推し進めてきました。担当する区間は岩手県北部、普代久慈工区の約25kmです。工事部門を担当するゼネコンが代表者となり、用地部門を担当する会社と我々コンサルタントが相互に連携しています。 すでに一部のトンネルなど構造物の工事に着手し、復興のシンボルとして早期完成が望まれています。

※PPP…Public Private Partnershipの略。行政と民間が協力することにより、公共サービスの効率的な運営を目指すしくみのこと。

当社の担当する普代久慈工区。橋脚の施工など急ピッチで工事が進む。