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プロジェクト

インフラ整備・保全

UAVや手持ちレーザーを使って3次元データを取得

トンネル坑門部のひび割れ発生個所。簡易調査より要因を推定し、重点調査の必要性を提案した。

奥多摩湖をハイキングに訪れる方がひんぱんに利用する馬頭トンネルは、歩道がなく車道の幅も狭いため、利用者の安全を十分に確保できませんでした。そこで、トンネルを拡幅し、歩道を新たに設置するための調査・設計を支援しました。

本業務の特徴は、3次元モデルの活用です。東京都からの要請を受け、トンネル内における土被りの状態や、拡幅する際の周辺道路への影響を3次元で可視化することを目指し、調査を進めています。事前調査では、検討用資料として、ドローン(UAV)や手持ちレーザーを使い、現状のトンネル内3次元データを取得。簡易に取得したデータから、「表面に発生しているひび割れは、土砂による外力や施工不良によるものではなく、側壁下の支持基盤が左右で異なることが原因ではないか」と推測することができました。また、5月の本調査の際、重点的な調査が必要だと思われる、現状ではデータが取得困難な範囲を明確にできたことで、お客様から高い評価をいただきました。