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海外総合事業

【フィリピン・マニラ】人口増加・過密化による交通渋滞の解消をめざす

交通渋滞により経済活動が妨げられているマニラの市街地。

2018年度の経済成長率が7.1%と、経済発展著しいフィリピン。東京23区と同程度の面積をもつマニラ首都圏では近年、人口増加・過密化に大量輸送機関の整備が追いつかず、交通渋滞による経済損失が深刻化しています。この事業はマニラ首都圏を南北に縦断し、北部ケソン市と南部パニャラケ市を結ぶ、同国初の地下鉄となります。15の駅と車両基地、鉄道研修センターの建設を含む、事業費の大部分は日本の円借款で賄われる予定です。オリエンタルコンサルタンツグローバルは詳細設計と施工監理をプライムコンサルタントとして受注。2018年2月より詳細設計を開始し、現在は施工監理を並行して実施しています。詳細設計チームは約130名の技術者と約30名の現地スタッフで構成され、オリエンタルコンサルタンツ、エイテックなどグループ各社から技術者が参加しています。アサノ大成基礎エンジニアリングから参画した技術者2名は現地の地質調査会社と協力して地質・地下鉄調査を行い、設計からの要望に沿って必要な条件を提案しました。