㈱オリエンタルコンサルタンツグローバルは、２００８年よりプロジェクトマネジメントコンサルタントとして、インドネシア国へのＯＤＡ円借款による「ハサヌディン大学工学部整備事業」を支援してきました。

エコキャンパスをコンセプトに、キャンパスマスタープランの策定から設計、工事入札支援、施工監理、機材調達までを担当。同国政府の「エネルギー安定供給」方針を踏まえ、２０１５年にはスマートメーターや小規模簡易太陽光発電システムの導入を実施しました。さらに２０１７年には、小水力や地中熱を利用する分散型再生可能エネルギーネットワークシステムの構築、地下雨水貯蔵タンクを使った再生水利用システムの構築に向けた共同実証に関するＭＯＡ（合意書）をハサヌディン大学工学部と締結しました。「分散型再エネのパッケージ化」を目的とした実証実験や、その結果を分析して得た知見とノウハウを踏まえ、さらなる省エネ化、再生可能エネルギー利用の効率化を図ります。また、大学・病院・役所などを対象に「環境にやさしいスマートな公共施設」の普及をめざし、国際セミナーやシンポジウムを大学と共催していきます。