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プロジェクト

インフラ整備・保全

業務効率化のため、3次元設計支援システムの構築・開発で設計を効率化

最終的なBIM/CIMモデルのイメージ図

国土交通省は建設現場の効率化を図るため、2025年に全直轄事業でCIMデータを原則適用する方針を打ち出しています。この迫り来る「CIM時代」に備え、エイテックでは、若手からベテランまで15名のメンバーからなるCIMチームを2019年に立ち上げました。チーム内では、さまざまなBIM/CIMに関する業務対応を行っており、その中の一つに、電線共同溝PFI事業があります。

道路の地下に電線や水道管などを収容するために設ける電線共同溝は、既存の埋設物を立体的に避けながら設計します。その際、2次元である図面の状態で作業すると全体像が捉えにくく、3次元データに起こして初めてさまざまな場所で埋設物と干渉することが判明し、修正作業を繰り返すことになってしまっていました。そこでCIMチームでは、3次元設計支援ツールを用いて、骨子をはじめから3Dデータで作り出せる方法を模索しています。3次元で干渉の起こらないデータを作成した後で設計図に落とし込めば、修正設計が不要となるからです。現在は、2次元の図面をもとにCIM化する技術をチームメンバーが習得しています。今後は3次元設計支援システムの構築・開発を進め、設計の効率化を追求していきます。