プロジェクト

式典用に装飾された列車が走行するなど、開通を祝う催しが行われた。
バングラデシュは近年の目覚ましい経済成長に伴った鉄道輸送の増加が予想されているなか、鉄道の老朽化による速度・重量制限、運航遅延、車両故障等が生じており、需要増加に対応できる鉄道網の整備が喫緊の課題とされていました。
そこで、日本政府の円借款により、ダッカから北西約100km地点のジャムナ川流域において、既存のジャムナ多目的橋と並行して上流約300mに新たに鉄道専用橋を建設しました。本橋梁は全長は13.35km、鋼製トラス橋4.8km、鋼管矢板井筒基礎50基を誇ります。本事業は2017年から開始し、コロナ禍も工程が遅れることなく、2025年3月に開通式を迎えました。
本鉄道橋の開通により、これまでの橋梁走行時の速度が20km/hだったものが120km/hへと大きく向上しました。また、広大な河川による分断が解消され、地域の人々の円滑な移動が可能となるとともに、貨物輸送も大きく向上し、当該国の経済成長に大きく貢献することが期待されています。
本事業は世界各国の経済発展や地域社会の生活水準の向上に寄与したプロジェクトを表彰するFIDIC Project Awards 2025優秀賞を受賞しました。