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プロジェクト

海外総合事業

【インド共和国】知的・芸術的活動を支えるコンベンションセンターを建設

叡智の象徴になるよう願いを込め「菩提樹」を植樹するモディ首相(中央)。

2015年12月の日印首脳会談をきっかけに、「日印友好の象徴」として、日本が無償資金協力でヴァラナシ国際協力コンベンションセンターを建設。1200席規模のメインホールと、舞台機構設備を有するこのホールは、叡智の象徴になるよう願いを込め、モディ首相が「ルドラクシャ(菩提樹の実)」と命名しました。
㈱オリエンタルコンサルタンツグローバルは共同企業体の幹事会社として、本プロジェクトの調査・設計から施工監理、開業する劇場の運営・維持管理の支援までのコンサルタントサービスを提供しています。施設の建設は㈱フジタが担当し、新型コロナウイルス感染拡大の影響で工事を一時中断したものの、無事に工事を終了することができました。
2021年7月には開所式が行われ、式典には、モディ首相やヨギUP州首相、日本大使やJICAインド事務所長らが出席。また、菅義偉日本国元首相からのビデオメッセージも寄せられました。
3000年の歴史を持つ世界最古のリビングヘリテージ※であるヴァラナシ市は、宗教や文化の中心として発展、2015年にはUNESCOの音楽都市にも認定されています。しかし、これまでは活動を発信・交流するためのインフラが不足していました。今後は、この「ルドラクシャ」において国際会議や文化・芸術行事などが開催され、ヴァラナシ市の知的・芸術的な人材交流と人的資源の開発、観光業による経済発展につながることが期待されています。

※リビングヘリテージ(Living Heritage):有形無形を問わず「有効活用されている文化遺産」の総称。